DSC_0507②

目黒のブリッツギャラリーで今日まで開催されていた、清家富夫さんの写真展「West Pier(ウ エ ス ト ・ ピ ア)」を観に行ってきました。
確か、数年前、お茶の水のギャラリー・バウハウスでも同じテーマの写真展があったようなのですが、その時残念ながら行けなかったのと、最近デジタルでも精力的に作品作りをされている清家さんではありますが、今回の展示の写真は1930年代に制作された折り畳み式蛇腹カメラのスーパーイコンタを使用、つまり銀塩の写真であるということで、やはり、清家さんは銀塩、ぜひとも観に行かなければ・・・とかねがね思っていたのでした。
そんな思いの写真展、最終日にギリギリセーフではありますが、やっと行けました。
繊細な黒、強過ぎず でも存在感のある黒、淡い中にも饒舌なささやきの黒。
やっぱりこの目で目の前で実際にプリントを観る。それが一番です。
観るのと観ない・・・の、1or0 は途方もなく違います。
とても勉強になり、美しいものを観て幸せにもなりました。

ウエスト・ピアというのはイギリスにある、ヴィクトリア朝の1866年に建築された観光目的の巨大な桟橋。
1975年に施設老朽化のために閉鎖され、その後はハリケーンや火災、悪天候により崩壊が進行し、いまや一部の鉄骨の骨組みを残すだけの存在になっているようなのですが、その骨組みの美しさ、朽ちていくものの吐息の残りのようなものが霧の中に浮かび上がっていて、魅せられてしまうのでした。
それを見ている帽子の後姿の紳士の写真も(これは一度どこかで見たことがある写真のような気がしました)良かったです。

とても、行って良かったです。

(今日のタイトルは、林真理子さんの小説、「最終便に間に合えば」の真似(笑)。)

Advertisements