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少し前に、ニコンサロン銀座で池本 喜巳さんの写真展「近世店屋考」を観てきました。
(明日までなので急いで書きます)
昔よくあった、小さなお店。
そこなら何でもありそうで、何でも出来そうで、お店の奥のひんやりした場所を探したらあっと驚く面白いものがしまってありそうで。子供の頃そんな期待をして眺めていたような個人商店が沢山。
店主の個性もそれぞれに。
ひとつひとつ、見ているだけでもとても楽しかったです。

あるお店の掛け時計は午前10時半。
私が会社でパソコンに向かっている時間に、ここでは全く別な時間が流れている。
そう考えるととても不思議で、楽しくて、一瞬ちょっとその街の午前10時半に空想の中で旅をしてしまいました。
こういうお店がだんだん無くなっていって、きれいだけれど画一的な想像力の働く余地のない世界になって行くのは惜しい。細々とでも、ずっとそこにあってほしいと思いました。

被写体に山陰のお店が多いと思ったら、作者は山陰地方にお住まいの方でした。
プリントがきれいだなあと思いました。
私はいつもデジタルで撮っているので、はたしてフィルムの写真のプリントの善し悪しが本当に分かるのだろうか、というとちょっと自信がないので、どうなんだろう?と思っていたのですが、後でプロフィールを知ったところによると、この方は長年 植田正治さんのアシスタントを務めていらした方なのだそう(だから山陰!)。だったらやっぱりプリントがきれいなのだろう。と自分の感覚に自信が持てたのでした。

展示は明日までです。

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