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土曜日は、他にもライカギャラリーでの永瀬正敏写真展「fragment - 断片 -」と ニコンサロンでのコジマキエさんの写真展「私から海のふちまで」と、シャネルのネクサスホールでの写真展、石川直樹さんの「K2」を観てきました。
(私は、いつもは、観た印象が薄められてしまうのが嫌で一日に出来れば一つの展示を観るようにしているのですが、仕事納め・・・という会社からの解放感にハイテンションになっていて、嬉しすぎて存分にそれを楽しみたかったのだと、思います!)

永瀬正敏さんは昔からずっと好きで、写真を撮っていることも知っていたので、実は自分が写真を撮るようになった時にひそかに「共通の趣味が・・・!」と嬉しかったりしたくらいで・・・土曜日も、「もしかしたらギャラリーに行ったらご本人がいるのでは・・・!」なんて考えるだけでワクワクしたのですがそんなこともなく、明るい陽が射しこむ静かなギャラリーで静かに写真を観てきました(そんなもんですよね)。
写真は南フランスで撮られたもの。陽射しが強いのか写真のコントラストが強い。

ニコンサロンの展示も前から観に行こうとひそかに思っていたものです。セルフポートレイト。こんな風に撮るのか・・・ととても勉強になります。

モノクロがとっても美しい。
白岡さんの「カロタイプ」出身の方はやっぱりすごくモノクロがきれい。
ああ、いいな。と会場を2回も回って観てしまいました。

石川直樹さんの写真展は、偶然知ったのですが(ちょうどシャネルのビルを通りかかった時にやっているのを知った)せっかくだから観てきました。
前に、渡部さん(渡部さとるさん)が、「石川直樹は山のふもとから撮ってるからね。※①」といっていたことや、K2みたいな高い山を登山しながら、テントの中から撮っている。あんな写真は他の人は撮れない。と言っていたことを写真を見ながら本当だ・・・と思い出す。
山はきれいで・・・その造形も、色も、流れる水も、一歩間違えば恐ろしい危険をはらんでいるのですが、なにしろその美しさに目を奪われます。気がつけば私は写真でも頂上を見上げている。ああ、山を目指す気持ちが分かるなぁ・・・なんて思いながら。ついでにマンガ「生徒諸君」の沖田君の事(昭和生まれならもしかしたら分かるかも?!)も思い出し、「沖田君、山に登りたくなる気持ち、分かるよ・・・。」と心の中で呟いたり(ばかですね)。
とにかく美しい写真でした。

沢山写真も観て大満足。で帰ってきました。

(※①   昔の写真は山の稜線や頂上、など、姿だけを撮ったものばかり。それは、みんなのニーズがそこにしかなかったから。今はそういう時代ではなくなってきている…というような意味だったと思います。)