今週もう一本借りてきたのは、ジム・ジャームッシュの映画。
「コーヒー&シガレッツ」。
映像が、格好いい。
ざらついたモノクロが良い。
オムニバス映画みたいな感じで、いろんな人たちがとっかえひっかえ、出てきてコーヒーを前にして飲んだり喋ったり煙草をふかしたりしている。
トム・ウェイツが出てくるのも嬉しい。
やっぱり、たまに、格好いいものを観ないとだめですね。
格好いいものを観ると勉強になるし、意識しなくても脳裏に刻み込まれて、いつか自分に何らかの影響を与えるはず、だと思います。
俵万智が読書は漢方薬みたいなものと書いていたのをいつも思い出す。
読書すると、漢方薬のように少しづつその人に効いてきて、すぐにではないけれど書く文章なんかに出てくる、というようなことを書いていましたが、きっとそれは映画や写真をみることやなんかと写真の関係にも当てはめることが出来るのではないかと思います。
気楽に観られる映画なので、休み休み、のんびり観て行こうと思います。
そうそう、始まりの音楽も格好いいです。
「パーマネントバケーション」とか、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」とか、80年代、この人が出てきた頃は映像が格好良くって釘付けでした。そういや音楽も格好良かった。
当時は、感化されて、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」に出てくる人が着ているカーディガンとおんなじようなダイヤ柄みたいなカーディガンを買って、真似して着たり。していたなぁ(笑)。あの頃のエネルギッシュで新しいことに貪欲な私を、ちょっと取り戻したい。